計算方法と根拠
勾配の定義
勾配は高低差を水平距離で割った値です。1/50 は水平に50進むごとに1だけ下がる(上がる)傾きで、パーセントでは2%、水平距離10mなら高低差は200mmです。
斜長を入れるとき
管そのものの長さ(斜長)を入れた場合は、水平距離を斜長÷√(1+勾配の2乗)として求め、そこから高低差を出します。勾配が小さいときは水平距離とほぼ同じ値になります。
計算例
水平距離10m・勾配1/50のとき、高低差は10×1/50=0.2m、つまり200mmです。
使っている式
| 名前 | やっていること | 式 |
|---|---|---|
| 勾配(高低差÷水平距離) | 勾配を分数 1/N から小数にした値です。 | s = 1 / denom |
| 水平距離 | 水平距離を選んだときは入力値、斜長を選んだときは斜長÷√(1+勾配の2乗)です。 | horiz = if(kind == 1, len, len / sqrt(1 + s * s)) |
| 高低差(結果) | 水平距離×勾配を、ミリメートルで表します。 | horiz * s * toMm |
| 水平距離(結果) | 斜長を入れたときに換算した水平距離です。 | horiz |
| 勾配(パーセント)(結果) | 高低差÷水平距離×100 です。 | s * 100 |
| 斜長(結果) | 管そのものの長さ(水平距離と高低差の三平方の定理)です。 | horiz * sqrt(1 + s * s) |
式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。
設定値(定数)と出典
| 項目 | 値 | 出典 | 時点 | 見直しの周期 |
|---|---|---|---|---|
| メートルからミリメートルへの換算 | 1,000mm/m | 勾配の定義と換算(ルフト工業 勾配の計算ページ) | 2026年10月27日 | 定義のため変更なし(年 1 回出典ページの存続を確認)(次回見直し 2027年4月1日) |
入力できる範囲
| 項目 | 範囲 | 初期値 |
|---|---|---|
| 管の長さ | 0.1〜1,000m | 10m |
| 勾配の分母(1/N の N) | 1〜1,000 | 50 |
| 長さの種類 | 水平距離(真上から見た長さ) / 斜長(管そのものの長さ) | 水平距離(真上から見た長さ) |
結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。
ご利用にあたって
- 勾配の定義にもとづく換算だけを行います。排水管などに必要な勾配の値は、自治体の基準・設計図書・メーカーの施工要領によって異なります。必ず基準を確認してください。
- 管の太さや継手、たわみ、施工誤差は含めていません。実際の施工・検査の判断の代わりにはなりません。